中山間地域等直接支払交付金について
●中山間地域等直接支払交付金
中山間地域の農用地の耕作放棄地を防止し、担い手の育成等による農業生産の維持を通じて、農業及び農村の有する多面的機能を確保するため、平成17年度から5年間実施されている「中山間地域等直接支払交付金」について、昨年度の集落協定の実施結果をお知らせいたします。
田子町では昨年度31団地の協定が実施されました。平成18年度に交付対象となり、活動した協定の内容等は下表のとおりで、面積約435ヘクタール、交付金額は約3,396万円です。そのうち、町負担分は約25%となっております。 昨年度に農林水産省のホームページで紹介された「第2遠瀬集落」について事例を報告いたします。
【 活 動 内 容 】
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│活動によって │ 本地域は、一級河川馬淵川の支流杉倉川沿いにある細長い水田地帯であり、転作田で収穫した│
│地域が目指し │そばを使い、地域に古くからある水車で粉つき作業を実演する「そば祭り」を開催しており、地│
│ている方向 │域内外から多数の人々が訪れている。また、杉倉川としては最上流の集落であり、豊かな自然が│
│ │多く残されている地区である。 │
│ │ これらを今後も維持保全していくべき地区の財産であると位置づけ、集落全体として維持保全│
│ │活動を展開していくこととした。 │
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│活動区分 │活動の概要 │役割分担及び参加の状況 │
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│基礎部分 │点検・計画策定(4月) │農業者(3名)、非農業者(1名) │
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│ │畦畔の再構築(4月) │農業者(58名) │
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│ │水路の泥上げ(4~8月) │中山間協定にて実施(数回にわたり実施) │
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│ │農地・農道・水路法面の草刈り(6~8月) │中山間協定にて実施(主要箇所は共同で数回に │
│ │ │わたり実施、個々の農地は各々の農家が対応)│
│ │ │ │
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│ │水路の配水操作(5~8月) │農業者 │
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│ │かんがい施設の土砂上げ(11月) │農業者、改良区 │
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│農地・水向上 │機能診断(4月) │農業者及び改良区 │
│活動 ├─────────────────────┼─────────────────────┤
│ │機能診断(11月) │農業者及び改良区 │
│ │ │4月の診断では、緊急性が認められなかったた│
│ │ │め、 │
│ │ │再度診断 │
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│農村環境向上 │水車小屋(伝統施設)の保全(5~6月、4日│非農業者(自治会として実施、数名参加) │
│活動 │間) │非農業者(自治会として実施、数名参加) │
│ │花の植栽(6月、一週間程実施、花壇作成含)│農業者(2名)、非農業者(3名)、地元小学生│
│ │生き物調査(7月) │参加 │
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│活動計画づく│○本地区は県営ほ場整備事業が完了して間のない地区であり(H7~H13実施)、施設の補修が必要な│
│りで 苦労し│箇所がほとんどない状況にある。○さらに中山間地域等直接支払制度を受けていることもあり、│
│た点、工夫し│基礎部分(草刈り、泥上げ等)は直接支払いにより対応することとしている。 │
│た内容 │○よって、本実験事業にてどのような地域活動を行うか、活動計画の作成に当たっては非常に苦│
│ │慮したところである。組織の役員と打ち合わせを重ね、最終的には地域にある豊かな自然環境や│
│ │伝統的な農業施設(水車小屋)を生かした地域振興を進めるというイメージのもと、活動計画を│
│ │作成したところである。 │
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