新年のあいさつ


 新年あけましておめでとうございます。
  本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。町民の皆様におかれましては、令和四年が、昨年よりも良い年になりますようにと念願いたします。
 昨年は、コロナに始まりコロナに終わった年となり、住民活動や経済活動に大きな影響を受けましたが、町民各位のご理解をいただき、ワクチン接種などの感染防止対策や国・県の配慮により各種支援を実施し、感染防止と生活の安定に努めました。
 本年は、新型コロナウイルスの変異株による感染拡大に警戒をしつつ、各事業を展開して参りますが、重点的に進める五つの方向性についてご説明いたします。

 重点的に進める五つの方向性について

 まず、第一の方向性は【新型コロナウイルス感染症対策及び各産業の活性化と生活支援】であります。
 新型コロナウイルス感染症対策では、これまでと同様に、マスクの着用や手指消毒等を徹底する他、一月末からは三回目のワクチン接種を開始する予定です。ファイザー社製、モデルナ社製、何れかのワクチンとなり選択はできませんが、抗体量を増加させ、感染と重症化防止を目的に実施し、集団免疫の獲得を期待するものであります。予診票が届きましたら早めのご予約をお願いいたします。
 産業の活性化では、米農家への種籾の支援などの他、農家座談会を開催し、遊休農地や農業経営の現状及び課題、展望を聞き取りながら各種支援の検討・実施を行います。
 また、商工業支援では、消費喚起と経済の活性化に努め、コロナ以前まで回復するべく取り組んで参ります。さらに、町民にとって、燃油の高騰や物価の上昇は大きな負担となっていることから、燃油高騰対策支援を実施し、その他、国が行う各種支援については、遅延することなく、体制を整えて対応いたします。
 
 第二の方向性は【美しいまちづくりの推進】であります。
 田子町の美しさは、優れた景観の他、豊かな地域文化としての食、伝統芸能や様々なスポーツ文化活動、歴史や田子町らしい産業などに象徴される町民の営みにあり、これを守り、さらに進化させ、継承させていくことが大切であります。令和二年度に策定した、田子町美しいまちづくり推進計画を、より具体的な取り組みとして、町民と行政が協働で取り組み、第六次田子町総合計画の目的達成に向け推進して参ります。
 
 第三の方向性は【田子町型地域共生社会の実現に向けた組織活動の充実と仕組みづくり】であります。
 全ての町民が、生きがいとやりがいに満ちた生活と役割を担い、豊かな経済活動と地域活動を始めとする諸活動が力強く展開されるよう、各種事業の推進と活性化を図ります。その上で、支援を要する方々の、社会への参画と自立した生活への復帰の機会をつくりながら、セーフティーネットの必要な方々には、田子町地域共生ケアシステムにより、専門的な検討・協議を行って、部門横断的な支援を展開する仕組みといたします。
 地域共生ケアシステムは、様々な協議会や委員会などから情報提供を受け、地域包括支援課が情報の整理と必要な検討内容を定めます。この検討内容は、五つの専門部会である(保健医療高齢福祉専門部会、地域福祉専門部会、子ども子育て支援専門部会、障害福祉専門部会、住民生活支援専門部会)の何れかに託され、検討されます。専門部会は、事業者や識見を有する方、役場関係各課職員で構成されており、専門かつ複数の視点で検討されます。
 現在町には、高齢者のみの世帯が多数存在し、経済的困窮世帯や障害を有する方、疾患を有する方、悩みを抱える方などが増加の傾向にあります。
 町では、このような方々がしっかりとケアされ、安心して暮らせるように、また、可能な方は自立した生活へと復帰できるように仕組みづくりを行うべく、作業を進めております。本年は、各専門部会の活動の充実と情報共有・課題解決に向けた連携強化を進めて参ります。
 
 第四の方向性は【防災・減災に向けた取り組み】であります。
 近年の災害は、気象変動や活発な地震などにより、広域化・激甚化しており、生命・財産が失われる災害が多発しております。
 行政が行うべき備えについては、防災計画を更に充実させ、災害発生時の初動体制から復旧対応及び避難者等への支援などについて、確認し改善を図って参ります。
 また、自主防災組織や自治会と連携し、集落内の危険箇所や要配慮者の有無などを見える化した「地域防災マップ」の作成や活用、要配慮者への見守りや避難支援などの対応、そして、ご自身の避難のタイミングと命を守る行動について理解を促し、災害に強い町づくりに努めて参ります。
 さらに、消防団員の確保と活動の充実を図るため、処遇の改善を実施するほか、ドローンパイロットの育成とドローンの導入を進め、装備の充実を図ります。このことにより、現状把握や分析が迅速に行われ、全体の機動力の強化に繋がるものと期待しております。
 町民の皆様には、ハザードマップを中心にまとめられた、保存版田子町防災マップを常に見える所に置いていただき、避難すべきタイミングや避難場所、避難ルートの確認に加え、自主防災活動への参加による日頃からの備えをお願いいたします。
 この他、家屋の耐震診断や十年を経過する住宅用火災警報器の更新、地域見守りネットワークによる集落内の繋がりの強化などについても大切な取り組みでありますので、よろしくお願いいたします。
 
 第五の方向性は【その他の主な取り組み】であります。
 町づくりは人づくりと言う基本を堅持し、各種資格取得や知識習得、創業実践塾やチャレンジ支援事業の活用、各種スポーツ・文化活動を推進して、人財の育成と全ての町民があらゆる分野で活躍できる町づくりを進めて参ります。
 また、本年はたっこにんにく生産が始まってから六十周年を迎えることから農家の皆さんと共に、今後のあり方や諸課題について話し合い、さらなる振興に努めて参ります。
 さらに、北里大学・三戸畜産農業協同組合と連携協定を締結して、大切な地域資源の一つである畜産の振興と資源循環型農業のさらなる推進に向けて取り組んで参ります。
 世紀越えトンネルの整備促進については、青森県新広域道路交通計画において八戸鹿角圏域間として当路線が掲載され、構想案として認知されたことは大きな成果であります。本年も、関係部署並びに関係自治体と共に、早期実現に向け推進いたします。

 以上、主な方向性についてご紹介いたしましたが、詳細については、自治会総会などでご紹介する、令和四年の主な事務事業や令和四年度版、まちの仕事帳をご参照願います。
 本年も、役場は町民の役に立つ場所として、利便性を高め、効率化を図りながら、気軽にお越しいただけるように職員共々取り組んで参りますので、よろしくお願い申し上げ、令和四年の年頭にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。


                                                          令和四年一月                                                       
                                                             田子町長  山 本 晴 美