ピクニックコースとしても最適

 ブナの原生林に囲まれる瑞々しい緑のトンネルを抜けると、立ちふさがる巨大な岩が目の前に現れます。秋のみろくの滝

 新緑の春、黄金色の秋、と色とりどりの四季に見守られながら、清水は巨岩の面を洗うように流れます。

 冬の「みろくの滝」はまさに水墨画の世界です。

 高さ約30m、幅約20mの巨大な岩肌を繊細な水の流れる姿が、素麺(そうめん)に似ていることから、地元では別名「ソーメンの滝」とも呼ばれています。また、某有名キャラクターの横顔に似ているとも・・・? 管理棟には、無料休憩所、洋式水洗トイレを完備しています。

「みろくの滝」伝説


 室町時代の初期、一人の修行者がこの地にやってきた。彼は中岳坊(ちゅうがくぼう)と呼ばれていた。

 その頃、人々は毎年の凶作に苦しんでおり、中岳坊は一心に弥勒菩薩の出現を念じ、人々には信仰を説いて歩いた。これが通じたか、大滝がかかり、この水は下流の田をうるおした。これが叶った時、中岳坊は座したまま入寂していた。

 これにより、いつしか村人は、この滝を「みろくの滝」と呼ぶようになった。
 

期間

 通年(11~5月は積雪状況により閉鎖)

アクセス

 ・田子町中心街から国道104号線を秋田(大館)方面へ車で20分

 ・青い森鉄道三戸駅から車で約50分