田子神楽
呼 び 方:たっこかぐら
種 別:選択無形民俗文化財
保護団体名:田子神楽保存会
選択年月日:1971.04.21(昭和46.04.21)
解説:この芸能は、町の八坂神社の祭のおり(旧七月十四、十五日)および、旧正月などに行われるもので、権現の獅子頭をまわして祈祷するのを本旨とする山伏神楽・番楽とかいわれる神楽の一種である。特に旧正月中は、「春祈祷」と称して各家々を回って祓いをする。これは「舞立ち」「門打ちの通り神楽」などともいい、その練りは古風を遺している。
岩手・秋田・山形県の同類型の神楽にくらべて、概して囃子のテンポも早く、舞の型の複雑な一類を代表するものといえる。曲目は計十六番が伝承されており、「四方番楽」「念寿」「桜子」「機織」などは演技法としても特色が著しく、また五拍子といわれる囃子は、笛・太鼓・手びらがねの三種で演奏される。
また、能大成以前の舞曲の面影をもとどめているなど、芸能史的価値も高く評価されている。(文化庁HPより転載)
登録日: 2015年2月3日 /
更新日: 2016年3月11日