田子町糖尿病性腎症重症化予防プログラム
糖尿病とは
糖尿病とは、血中のブドウ糖(血糖)が正常より多くなる病気です。初期の頃は自覚症状がほとんどありませんが、血糖値が高いまま放置すると、徐々に全身の血管や神経が侵され、様々な合併症を引き起こします。
糖尿病の三大合併症として、「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」が挙げられます。「糖尿病性網膜症」は成人の失明原因の第2位となっており、また、人工透析導入患者の主要原疾患は「糖尿病性腎症」が第1位となっております。糖尿病の重症化を予防することは、私たちにとってとても重要な課題です。
プログラムの目的
糖尿病が重症化するリスクの高い方を治療に結びつけ、糖尿病性腎症などで通院する方の人工透析への移行を防止することにより、町民の健康増進と医療費の抑制を図ります。(令和元年3月に八戸医師会と連携協定を締結しました。)
対象者
田子町国民健康保険加入者
取組内容
医療機関未受診への受診勧奨
<対象者>
国保特定健診または国保人間ドックの結果、空腹時血糖126mg/dl以上、またはHbA1cが6.5%以上の方で、医療機関未受診の方
治療中断者への受診勧奨
<対象者>
糖尿病に関する受診記録が6ヶ月以上確認できない方
ハイリスク者への保健指導
<対象者>
特定健診または人間ドックの結果、尿蛋白±以上かつeGFR60ml/ 分/1.73平方メートル未満で腎機能の低下が疑われる方など
保健指導
保健指導は、主治医の助言をもとに、田子町の保健師・栄養士が来所または電話により年4回(原則、初回・3ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後)を基本に実施します。保健指導にかかる費用は無料です。