呼び方:きゅうはしもとけじゅうたく
種別:県重宝文化財(建造物)
選定年月日:2005年3月14日
所在地:三戸郡田子町田子字川代ノ上66-39
所有者:田子町
解説:旧橋本家の歴史を示す文書等がないため、沿革は定かではないが、構法等の特徴から、19世紀後半に建築されたと推定される。
 本住宅は、県南地域と岩手県を中心に旧南部藩時代に多くつくられた南部曲屋である。曲屋は、主屋から馬屋をL字状の平面に配置するのが特徴で、橋本家住宅は、曲り部分が建築当初から接合されていたと見られ、土間、馬屋などに使用している柱には、当時の技術であるチョウナ削りの跡が確認できる。
 昭和63年に田子町が譲り受け、平成4年度にタプコプ創遊村に移築・保存修理を実施し、公開されている。
 本県に当時のままの姿で現存している南部曲屋は少なく、貴重な遺構である。(青森県HPより転載)